表紙データのつくりかた
表紙のデータは、本文のページ数によって仕上がり線が変わるのよ。テンプレートを確認してね。
仕上がり線を超えた領域は「塗り足し」領域になるので、ここまでしっかりデザインを入れること。


44 ページのサンプル本の入稿例 (PSD版テンプレートを使用)



注意事項チェックリスト
ページ数に関係なく、テンプレート全体を端まで塗ってください。

正しい例

不備の例
背幅や断ち切り周辺ギリギリに、大事なデザインをいれないようにしてください。
断ち切り線や背幅について、ミリ単位で誤差が生じます。そのため枠を縁取ったようなデザインや、背幅部分のみのデザインなどは、ずれる可能性があります。

正しい例

不備の例
成人向けの内容の場合、表表紙に R18 表記が必須になります。

正しい成人向け同人誌例
表表紙に R18 表記を入れましょう。

不備の成人向け同人誌例
内容が R18 なのに R18 表記がない場合は、印刷ができません。

不備の成人向け同人誌例
裏表紙だけに R18 表記を入れないでください。
原稿データを出力する前に、テンプレートにあるガイド線・文字・赤い塗り足し表示部分などを、すべて除いてください。

正しい例
テンプレートの線や文字は、必ず消してから入稿しましょう。

不備の例
テンプレートの線や文字が統合されたデータで入稿しないでください。
上の例にならないようにつくってね。
データの不備は印刷の遅れの原因になって、最悪の場合、イベントに間に合わなくなることもあるから注意するのよ…。
本文データのつくりかた
本文の原稿データは、モノクロでつくるかカラーでつくるかで、使うテンプレートを選んでね。



注意事項チェックリスト
重要な内容は、仕上がり線から少し離れたところに置きましょう。
プレビュー機能で仕上がり状態を確認できます。

正しい例
切られたくない内容は内側に置きましょう。

不備の例
仕上がり線ギリギリ、もしくは外側に文字を配置しないでください。
塗り足し領域まで塗り足してください。

正しい例

不備の例
ノンブル(ページ番号)は本文全ページに、1 または 3 より連番で、仕上がり線内(印刷面)に入れる必要があります。
仕上がり線に入っているかどうかは、プレビューで確認してね。

正しい例

不備の例
ノンブルを仕上がり線からはみ出して配置しないでください。数字は 1 または 3 から始めましょう。

正しい例
ノンブルを仕上がりで隠したい場合、印刷面上かつ綴じ側ギリギリに小さなノンブル入れるのがオススメです。

不備の例
ノンブルがない原稿は対応できません。イラスト集でも同じなので気をつけてください。

正しい例
データの背景によって、ノンブルを見やすく調整しましょう。

不備の例
明らかに目で見て分からないノンブルは、不備の対象になる可能性があります。
奥付に必要な事項をいれてください。

正しい例
印刷会社名に「pixivFACTORY」と記載されている。

不備の例
「pixivFACTORY」の誤字に気をつけてください。
原稿を出力する前にテンプレートにあるガイド線・文字・赤い塗り足し表示部分などを、すべて除いてください。

正しい例
テンプレートの線や文字は、必ず消してから入稿しましょう。

不備の例
テンプレートの線や文字が統合されたデータで入稿しないでください。
ページ順位と内容が間違っていないかどうか、プレビュー機能を使ってしっかり確認しましょう。

不備の例(プレビュー画面)
ページのダブりなどに気をつけてください。
ノンブルや奥付に不備があると、注文を受け付けることができなくなる場合があるので、ほんとに注意してね!
重要な文字やデザインが切れてるなどは、こちらでチェックしきれないので、しっかりプレビューで確認しよう…。
できるだけギリギリの配置は避けること…!
モアレの出ない原稿のつくり方
本文モノクロの場合の原稿は、主にグレースケール(黒から白までの 256 階調)とモノクロ 2 値(白と黒の 2 階調)の 2 つに分かれます。

オススメのグレースケール入稿

モノクロ 2 値入稿
モノクロ 2 値の場合、灰色の表現にアミ点を使います。しかしアミ点の使い方を間違うと、アミ点は意図しない色々な模様に見えてしまいます。
この不備状態を「モアレ」といいます。

正しくて綺麗なアミ点

モアレが出たアミ点
グレースケールの場合はモアレの心配が少ないので、グレースケールで原稿をつくるのをオススメするわ。
* グレースケールで原稿作成しても、印刷機械の都合上、特にオンデマンド印刷などでは、モアレが生じる場合もあります。
アミ点を使う場合のモアレの防ぎ方
アミ点トーンは拡大・縮小・回転せず、元の規格のまま貼りましょう。

正しい例
アミ点は元の規格のまま貼りましょう。

不備の例
アミ点を拡大・縮小・回転しないでください。
複数のアミ点を重ねないでください。
ちょっと面倒でも個別に配置しましょう。

正しい例
アミ点トーンを重ねないように配置しましょう。

不備の例
アミ点トーンの上にアミ点トーンを重ねないください。
アミ点をグレースケール化しないよう気をつけましょう。トーンは K 100% で使用してください。

正しい例
グレーの塗りつぶしとアミ点を重ねないように使いましょう。

不備の例
グレーの塗りつぶしにアミ点トーンを重ねないでください。

正しい例
薄い塗り具合にするために、アミ点の密度を調整しましょう。

不備の例
アミ点の色と不透明度を調整しないでください。

正しい例
最後にモノクロ 2 値化を行いましょう。

不備の例
アミ点に透明度を掛けないでください。

正しい例
アミ点は元の規格のまま貼りましょう。

不備の例
輪郭をぼやかす処理(アンチエイリアス)をかけないでください。
以上の事が守れれば、カンペキな入稿間違いないですっ!!
お試し入稿プレビュー